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僕の彼女 16

相変わらずメールマガジン
そのまま転載だけど。
って言うか、今日は新しい記事
書く時間がないし疲れちゃったよ。
早く寝なきゃ。
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こんにちは、mooです。
そして初めましての方は宜しくお願いします。
初めての方は、まず第一話から読んでもらえると嬉しいです。
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http://moox.or.tp/fnikki/

今回からそろそろ少しずつ二人の関係が
進展していきそうな感じです。
でもまずは早速喧嘩です。
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僕の彼女 16

大好きな彼女を泣かせてしまった。
それはまだ僕が彼女に想いを伝えられず、
ただ意地悪をして気を引こうとしていた頃のこと。
そんなことをしていても彼女の気を引けないことは
わかっていたはずなのに、僕にはそれしかできなかった。
その時も僕はいつもの調子で彼女に意地悪をしていた。
僕には、取り立てて悪い事をしたつもりはなかった。
ただいつもの意地悪をいつもの様にしたはずだった。
でも、彼女にとってそれは耐えがたい事だったのかもしれない。
僕がそれに気づいたのは、彼女が涙をこぼしたあとだった。

その日、僕は彼女といっしょに映画を見ていた。
「直も映画みたい?」
と彼女に言われた。
それは、一緒に映画を見ようという彼女なりの言葉だった。
僕には断る理由があるはずもなく、迷わず誘いを受けた。
そして僕達は二人だけで地下室に向かった。
彼女の家の地下室。
その部屋はただの地下室なんかじゃない、
まさに映画館と呼ぶに相応しい部屋だ。
その部屋には当然窓もなく、
薄暗いオレンジ色の照明だけが部屋を照らし出している。
部屋に入ると一番に目にとびこんでくるのは、
いつもあの大きな白いスクリーンだ。
小さな映画館のそれよりも幾分大きく感じるほどの大きさだ。
そして部屋を囲む様に壁に取り付けられた
大きな無数のスピーカーが印象的な部屋だ。
巨大なスクリーンのおかげで
無駄に広い部屋の真中の特等席に
ソファが並べられている。
僕はここで映画を見るのは初めてじゃない。
僕が面白いビデオやDVDを手に入れたとき、
または彼女が買ってもらったときに、
何度もここで一緒に見ていた。
こうやって二人で映画を見るのはいつものことだった。
その日もいつもの様に地下室に降りてきた。
「ところで、何を見るの?」
僕は一足先にソファに座ってから尋ねた。
彼女はスクリーンとは反対側の壁際にある
大量のDVDが収納された棚の前で、
目的のものを探していた。
「え~っとね…」
彼女はそう言ったきり黙りこんでしまった。
彼女は自分の伸長よりも高い棚の上の方を見上げて
きょろきょろしていた。
「見付からないの??」
と聞いた。
「うん…。どこにあるか知らない??」
と彼女は僕に聞いてきた。
何を見たいのかわからないのに、
それがどこにしまってあるかなんて
僕が知るはずもなかった。
でも、僕にもひとつだけわかることがあった。
「もっと下の方にあるんじゃない?」
ということだ。
比較的長身の叔父さんでもなかなか手の届かない
棚の上の方に、彼女の見たがるようなものが
しまってあるはずがないんだ。
彼女の見たがるものは小柄な彼女でも手の届く高さに
しまってあるんだ。
昔、叔父さんがそう言っていた。
僕がそう言ってあげた直後、彼女は目の前の棚から
一枚のDVDを引っ張りだした。
灯台下暗し、そんな諺があるとはいうものの、
すぐ目の前にあることに気づかず、
見当違いのところを探し続ける彼女のボケっぷりが
可愛いんだ、なんて思ってしまうのは僕だけなのだろうか。
「これだよ、これ」
彼女はそう言いながら、わざわざ僕のところまで
嬉しそうにぱたぱた走って持ってきてくれた。
きっとこれを見るのがそんなに楽しみだったんだろう。
でも、パッケージを見た僕の口から
思わず言葉が漏れてしまった。
それも少し飽きれてしまったような口調で。
「またこれ見るの??」
それは彼女の大のお気に入りのアニメだった。
僕も好きだったから、彼女と一緒に何度も見たことがある。
でも、あまりに何度も見過ぎちゃうと
飽きてしまうんだからしかたがない。
それにもかかわらず、彼女は嬉しそうににこにこするほど
見るのが楽しみらしい。
それほど好きなんだろう。
僕の言葉はそんな彼女のご機嫌を損ねてしまったらしい。
「嫌だったら帰れば良いでしょ!?
私一人で見るもん!」
僕は慌てて弁解した。
「いや、そうじゃなくって、
美奈は本当にそれが好きなんだね~って思って…」
彼女の睨むような視線を見れば、
全然ごまかしきれていないことは明らかだった。
「ふ~ん…まぁ別に良いけど~」
彼女はそう言いながら、再び後ろの壁の方に戻り、
DVDをプレーヤーにセットした。

結局僕も一緒に見ることにしたけれど、
始まってみるとやはり何度も見たことのあるストーリーだった。
いまではもう昔のように集中して見ることは
無理というものだった。
ところが、彼女はそうでもないらしい。
ふと僕のすぐ隣に座っている彼女の方を見てみると
目はスクリーンに釘付けだった。
そんな、少し一人で退屈してしまっているときだった。
僕の目にティッシュが飛び込んできた。
そして思い付かなくても良いことを思い付いてしまったんだ。
僕はティッシュを一枚とると、
くるくるねじって先端を細長く尖らせた。
所謂紙撚りというものだ。
これは鼻に押し込みくしゃみをさせるための
どうでもいい発明だということはあまりに常識的なことだが、
僕はいまだにこれの威力を信じられないでいる。
そんなとき、ふと彼女の視線に気づいた。
いつのまにか一部始終を見られていたらしい。
「何してるの?」
と彼女に聞かれた。
「これって本当にくしゃみするのかな?って思って」
と彼女に紙撚りを見せた。
「するんじゃないの?わからないけど」
と彼女が言った。
「じゃあ試してみよう」
そして僕は試してみることにした。
自分で試せばよかったものを、
彼女で試してみようだなんて
僕の悪戯心が騒ぎだしてしまった。
そして僕は彼女の顔に狙いを定めた。
彼女も僕の視線から考えていることを察知したんだろう。
僕が最初の一突きを試みようとするや否や、
彼女は僕の手を払いのけた。
「嫌!何するつもりなのよ!?」
と彼女に睨まれてしまった。
そのとき、僕は大人しく引き下がっておけばよかったんだ。
でも実際は違った。
絶対にくしゃみさせてやる!
そんなどうでもいい闘志が燃え上がった。
僕達は二人がゆったり座れるソファに並んで座っていた。
僕は今度こそしっかり狙えるようにと
彼女の方に体をすり寄せた。
当然彼女は反対側に逃げた。
でも、すぐに逃げ場所を失い追い詰められた。
それでも彼女は立ち上がって逃げようとはしなかった。
彼女は再び手で僕の攻撃を阻もうとした。
だから僕は彼女の両手をがっしり掴んで抑え付けた。
すると彼女は肘掛の方に上体を逸し、
僕から顔を遠ざけようとした。
さらに僕は逃げる彼女を追って、一段と近付いた。
彼女の上に重なるように抑え付け、
背けられた顔を左手で捕らえた。
気がつけば僕は彼女を無理矢理抑え付けていた。
でも、そのときの僕にはそんなつもりはなかった。
彼女が本当に嫌がっていることにすら気づけなかった。
ただ、僕はいつもの悪戯をしているつもりだったんだ。
まさか彼女が本気で、
全力で抵抗しているなんて思いもしなかった。
ただ、僕はそんなことにさえ気づかず、
軽々と彼女を抑え付けてしまっていた。
「嫌だ!直、やめて!!」
そう叫ぶ彼女の声も、はしゃいでいる僕の耳には届かなかった。
そして僕は、無意味に等しい抵抗を続ける彼女の体で
じっくり試してみた。

しばらくすると彼女は遂に小さなくしゃみをした。
僕の顔めがけて遠慮なく。
とは言っても、身動きのとれない彼女には
どうしようもないことだ。
もっとも、彼女のくしゃみを嫌がるような僕ではない。
本当にこんなことでくしゃみをするんだという発見、
彼女にくしゃみをさせたんだというちっぽけな征服感、
そのとき僕は少し舞い上がっていたかも知れない。
そんなときだった。
「もういいでしょ?早くどいてよ…」
いつのまにか抵抗をやめていた彼女が
力なく口にした言葉は涙でかすれていた。
僕の心を激しく締めつけるその声を聞いたのは
ずいぶん久しぶりなように感じられた。
「ごめん…」
そう言って僕は彼女の体からそっと離れた。
そして様子を伺うように彼女の顔をちらっと見た。
顔を抑え付けていた手を退けると彼女は
すぐに顔を背けた。
ほんの一瞬だったけど、彼女の目から涙が溢れていたことに
僕はやっと気づいた。
僕が退くと彼女も静かに体を起こし、
僕に背を向け俯いて座っていた。
泣いていたのか涙を拭っていたのか僕には見えなかった。
「ごめん…」
しばらくの間、呆然と彼女の背中を見つめていた僕は
もう一度言った。
その言葉に反応したように
彼女は黙って振り向き、赤く染まった目で僕を睨みつけた。
そして立ち上がった彼女は僕を蹴飛ばし
部屋から飛び出していった。
僕は相変わらずソファに呆然と座り尽くして
走り去る彼女の後ろ姿を見つめていた。
ただ、僕は自分の愚かさに絶望していた。
彼女に蹴飛ばされた右足はまったく痛まなかった。
けれど、彼女の軽蔑するように睨み突けた視線が
僕の心を突き破りそうだった。
彼女の溢れる涙、掠れた声、それが僕の自責の念を駆り立てた。
僕は彼女が本気で嫌がり全力で抵抗していたことに気づくのが
あまりに遅過ぎた。
ふと我に返れば、一人暗がりの映画館のスクリーンに
彼女のお気に入りのアニメが映し出されていた。
僕の心中など知るはずもないスクリーンの中の女の子は
明るく元気に喋っていた。
本当なら彼女と一緒に見ているはずだったのに…。
僕はどうしようもない馬鹿なことをしてしまったんだと、
後悔するしかなかった。

それから、僕は彼女の部屋のドアの前に立っていた。
ノックしてみても返事はなかった。
けれど、なかに彼女がいることは間違いなかった。
ドアの前から何度も真剣に謝ってみた。
けれどそれがどれほど彼女の耳に届いていたのか
僕には知る術もなかった。
さっき、泣き叫んでいた彼女の声が僕の耳に
聞こえなかったように、
僕の声も彼女には全く届いていなかったのかもしれない。
でもきっと、そのときの彼女には僕の声が
耳障りでしかたがなかったんだろう。
「早く帰ってよ!馬鹿!!」
そんな叫ぶような彼女の声が部屋の中から聞こえてきた。
一瞬、頭の中が真っ白にでもなりそうな言葉だった。
「本当に、ごめん…」
僕は最後にそう言い残して、
のこのこ帰った。

家に帰ってみても後悔することしかできず、
その日の夜は遂にほとんど眠ることはできなかった。


続く
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今回はかなり久しぶりの発行です。
1ヶ月以上は発行してなかったのかな?
本当はもっとこまめに発行したかったんですが…
思っていた以上にお仕事が忙しかったんです…。
まぁまだ大したお仕事はしていないのですが、
学生のときほど自由にできる時間がないんですよ…。
でもがんばって書いてみたした。
もっともっとペースアップしないと
お話が全然進んでないんですよね…。
書きはじめて1年以上も経ったのに、
二人はいまだに付き合い始めてもいないと言う
状況ですから…。
まぁとりあえずがんばってみます。

それにしても、今回のお話も
相変わらずダメダメだな~…
なんて落ち込んじゃいそうです…。
まぁでもその難しさが
面白かったりもするんですけどね。

そう言えば、現在の二人の状況を知りたい
なんてコメントを頂きました。
でもどうしましょう??って感じなんですよ…。
私も二人の近況がそんなに
はっきりしてるわけではないので…。
仲良く大学生やってるようですよ。

それにしても、
このお話を書くのは比較的楽です。
だって、次は何を書けば良いのかって
決まっているので、
ネタ詰まりなんて事にならないんですよ。
だから結構楽なんです。
ネタに詰まって詰まってどうしても出なくなっちゃうと、
やる気もでなくなっちゃうんですよね~…私の場合。
まぁでもあまりに膨大な日記があるので、
全部書くのは大変そうですけどね~…。
きっと読む方も大変なんでしょうね。

さて、次回のお話は、
二人が仲直りする辺りのお話です。
余裕があれば二人でデート、
なんて辺りのことまで書いてみたいですね。

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その気のある方はメールください。
できるだけ早くお返事書きますから。
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―――――†心の中の光と闇†―――――

詩だったり語りだったり
自分の言葉で自分の思いを表しています

高校入学 楽しみと不安 部活
日頃の日記、笑い話、ショックな事
他にも色々と好きなドラマ 影響された事
「仲間」という大切さ 「絆」の強さ

普段バカやってふざけてるけどこれでも凄い真剣
真剣に悩んで考えて吐き出せなかったものが言葉となって此処にあります
http://melten.com/osusume/?m=13377&u=21315

―†―†―†―†―†―†―†―†―†―

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面白いか面白くないかはほかとして、がんばって書きます
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[終り]
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